豊中は古代より皇族や豪族との繋がりの強い場所であり、北摂エリア有数の古墳地帯でもあります。ここでは、豊中市内に存在する古墳を紹介します。
桜塚古墳群
豊中市の中心部には、大石塚古墳、小石塚古墳、大塚古墳、御獅子塚古墳、南天平塚古墳の計5基の古墳があり、まとめて「桜塚古墳群」と総称されます。桜塚古墳群が形成された時期については定かではなく、おおよそ4世紀末~5世紀末にかけて建造されたと伝えられています。かつては36基の古墳が存在していましたが、都市開発に伴いその大半が破壊され、今や以上の5基のみを残すのみとなっています。
桜塚古墳群ではしばしば鉄製品が出土しています。なかでも甲冑などの武器・武具類の保有量が多く、歴史研究者の間でも注視されています。