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Vol.59,「日向ぼこ木の芽ふくらむコンサート」,藤原のり子,岡田春恵

日向ぼこ木の芽ふくらむコンサート

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桜の庄兵衛Vol.59_ページ_1.jpg

藤原のりこさんの歌を聞いていると、忘れそうになっている
美しい日本語の響きに出会って、日本の歌曲はいいなぁと思います。
歌が作られた背景を知るとその情景がさらにあざやかに目に浮かび、
思わず一緒に歌いたくなります。
声に出して歌えば、さらに、懐かしい自分だけの風景や情感までも思いだし
歌うことの愉しさにスイッチイオン。
今回は聞く楽しみに加えて歌う楽しみもご堪能下さい。

2月20日(日)

昼の部  13:00開演
夕の部  16:30開演

出演 

藤原のりこ ソプラノ

岡田春恵  ピアノ

プログラム

早春賦  甲斐の峡 からたちの花 ペチカ 荒城の月 他

藤原のり子

東京藝術大学音楽学部声楽科卒
兵庫県立西宮高校音楽科講師
関西二期会正会員
1995年発足した「藤原のり子の日本歌曲の会」(梅原猛、小松左京氏らにより設立)を基盤に、詩と曲をわかりやすく解説し歌う、コンサート活動を展開
CD制作「初恋」・「みんなで歌いましょう」(藤原歌曲合唱団共演)
NHKのラジオ番組「かんさい土曜ほっとタイム」・「ラジオ深夜便」等に出演

岡田春恵

桐朋学園大学ピアノ科卒。
長年「藤原のり子の日本歌曲の会」に携わり、藤原のり子の伴奏を通
して、日本の歌を広める運動の一役を担っている。
ピアノは的確な表現と高い技術性に定評がある。
叙情的な歌唱力に加え、曲に対するひたむきな姿勢が魅力となってい
る。
本好きが転じて今は司書も勤める。

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寄りあいコンサート                  奥本 登

 大きな門をくぐって、玄関を入ったら広い土間。実はコンクリートの土間なのに、土の土間を感じさせる粗い仕上げになっている。
  その土間にお客さんが次々に入ってくる。そしてめいめい靴を脱いで座敷に上がって行く。今日の藤原のり子のコンサートは、ここ桜の庄兵衛の屋敷で行われるのだ。この屋敷は江戸時代に建てられた庄屋の屋敷だそうだ。次々に集まってきて屋敷に上がって行くお客を見て、昔の村の寄りあいの風景も、こんな風ではなかったか、とふと思った。
  江戸時代、村でとりきめをおこなう場合、村の人たちは庄屋や肝いりといった有力者の家に集まり、みんな納得のいくまで何日でも話し合う、そんな村寄りあいの制度があったという。武士-農民という身分制度の中でも、村落共同体の中で、意外と個人の考えも大切にされていた。そんな村寄りあいは明治以降も地方によっては昭和のはじめまであったと民俗学の宮本常一氏は述べている。
  そんな、いそいそと集まった村人(?)をまえに藤原のり子の日本歌曲のコンサートは始まった。たたみの間に座布団に座って聞くお客さんを前に、藤原さんもお客も始め少し戸惑ったようす。でもすぐにうちとける。きょうのピアノ伴奏は千葉から駆けつけて来られた岡田春恵さん。藤原さんの主なコンサートの伴奏を15年以上つづけているという、息ぴったりのおふたりだ。
  藤原さんは日本歌曲が若い人もふくめ、もっと愛され歌われるようにと、日本歌曲の良さをうったえながらコンサート活動を続けている。きっかけは藤原さんが教えていた高校の音楽科の生徒(音大の受験生)が日本歌曲をほとんど知らないことに愕然としたからだという。
  藤原さんのコンサートでは、藤原さんは、日本歌曲に興味を持ってもらうようにといくつかの工夫をしている。
  まず、日本歌曲の作られた背景を説明しながら歌う。日本歌曲は日本の詩人の詩に曲がつけられたものが多い。その場合詩を理解することがとても大切だといって、北原白秋や三木露風や若山牧水や石川啄木などの詩につけられた曲を歌うときには、それらの詩の意味とともに当時の詩人の境遇などを話しながら歌う。古典を題材にした和泉式部のうた、平城山などの場合も同じだ。
  それから、藤原さんは四季を主題にした曲が多いのは、西洋歌曲に見られない日本歌曲の特徴だという。花鳥風月、四季の移ろいを愛でる日本詩歌の伝統を日本歌曲も受け継いでいるというわけか。この日のコンサートでも前半は、春夏秋冬、四季を切り口に選曲したものだった。
  藤原さんのコンサートでは、老人ホームの慰問のような小さなコンサートでも、ホールでの大きなコンサートでもお客さんにも参加してもらうよう、心がけている。この日も赤とんぼなど、みんな知っている歌のほか、「むこうむこう」という新しい曲も藤原さんの歌唱指導で歌ったのだが、みなさん、けっこう歌えるようになって、雰囲気もすっかりなごやかになったのだった。

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