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Vol.61「万緑に一陣の風コンサート」

Vol.61万緑に一陣の風コンサート

  • クロマティックアコーディオン:かとうかなこ
  • ヴァイオリン:向島 ゆり子

2011年7月31日(日)

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①リベルタンゴ
②群衆(シャンソン ピアフが歌った曲)
③雲の向こう(震災後に出来たオリジナル)
④おぼろ月夜(日本の曲を 90年前のアコーディオンで)
 他

~「リベルタンゴ」に魅せられて~        景山秀夫

 アコーディオンという楽器、私はなぜかなつかしい響きを感じる。小学3年生の音楽担任がアコーディオンを弾いていたのを思い出す。“かなこちゃん”とは、二度目のコンサートである。最初の出会いは、この5月。私の住む鳥取県米子市に山陰労音の例会に招聘され、地元の新聞に紹介された。「リベルタンゴ」を演奏されるというのだ。私は、2年ほど前からクロマテイックハーモニカを習い始めた。秋の発表会に、このリベルタンゴを演奏することになっている。
 躊躇していると、スタッフの松崎さんこと松ちゃんから電話が入った。「クロマティックアコーディオンの名人、豊中の“かなこちゃん”が米子に行くネンて、えエでー…」と。アコーディオンとハーモニカはリードを使った楽器なので親戚だという。
 米子市文化ホールで、はじめて本格的なクロマティックアコーディオン演奏を聞くことになった。いつまでも余韻に浸っていたいようなすばらしい演奏だった。感激のあまり妻は、CDとサイン入りのミニアコーディオンを3台も買ってしまった。
 
 そんなわけで、今度は、「桜の庄兵衛で、久々、地元“かなこちゃん”を迎えてコンサートを開催するので、けーヘん? 」ということになった。
  会場は聞いてはいたが、300年前に建てられたお屋敷だ。まず、門前で大きな楠木が我々を迎えてくれる。玄関を上がる。元仏間と客間だったところが、コンサートができるように改築され、畳の上には絨毯が敷かれ、整然と椅子が並べられていた。また、玄関、コンサート場の、見事に、さりげなく生けられた花が雰囲気を盛り上げる。庭もきれいに手入れされ、その真中にある大木がこの屋主のごとく周囲を包んでいる。声楽においても、身体全体、頭の天辺から脚の先まで、そして骨までも響かせることができてはじめてすばらしい声楽家となれると聞いたことがある。
 
 いよいよ演奏が始まった。今日は踊るヴァイオリンの異名をもつ向島ゆり子氏との共演、興味津々である。印象に残ったのは、二曲目の「パリの空の下/スタイルミュゼット」、なつかしく優雅な雰囲気と、思わず踊りだしたくなるような演奏である。そして、私の好きな「リベルタンゴ」、身体に響くアコーディンの響きに浸っていると、いきなり、踊るヴァイオリンが脳天を刺激する。その掛け合いが絶妙であった。特に印象深かったのは、おばあちゃんによる「朧月夜」である。おばあちゃんとは、パリで留学の折に骨董市で見つけたアコーディオンのことだ。響きがとても繊細であり、昔聞いたハーモニカの音色に良く似ている。何とも言えない、ノスタルジアでゆったりとした気分となった。
  演者とは数メートル、こんな近くで生演奏を聴くのは初体験である。演者の緊張と躍動感が伝わってくる。特に向島さんの激しく全身を使った演奏には驚嘆した。馴染みのない9拍子のジプシーの曲では、われわれも手拍子で参加した。二組に分れ、4拍子と5拍子をそれぞれが打つ。早くなるにつれ段々と難しくなる。演奏を聞いている暇はない。自分の拍子を取るのに夢中になった。気が付いてみれば汗だくである。という具合で、あっという間に演奏会は終了した。
  それにしても、ここ桜の庄兵衛ギャラリィーはすばらしい。古民家という建物、玄関・庭の大木、当主である奥野様の思い、それを支えるボランティアの皆さまの心配り、そういう気持ちが一体となってすばらしいハーモニーを奏でているのである。今後も、すばらしい演奏会を続けてください。ありがとうございました。

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■かとうかなこ  http://www.katokanako.com/

 大阪府豊中市出身 (豊中市立上野小学校卒、豊中市立第3中学校卒)。
 4歳からアコーディオンをはじめる。
 17歳にしてアコーディオンコンクール総合優勝を果たす。高校卒業後フランスに渡り、4年の留学中「全仏コンクール」でも第1位を獲得する。
 帰国後全国でコンサート活動し、ソロアルバムを6枚リリース。アルバムの楽曲は、多くのテレビ番組で取り上げられている。          
 沢田研二、藤山直美の音楽劇や、五木ひろしのリサイタルでの共演。また 海外アーティストの共演など幅広い活動を展開。 
 80歳を過ぎても演奏し続ける事が目標。楽器たちには、愛称をつけステージでもメンバーとして紹介している。

■向島ゆり子  http://mukoujimayuriko.com/

 ヴァイオリン、ビオラ、アコーディオン、作曲、編曲家。
 10代より音楽活動をはじめる。
 1980年代 大変な人気のあったバンド パンゴ(パンク+タンゴの造語)で活躍。
 その後、梅津和時、巻上公一、酒井俊、おおたか静流 など様々なアーティストと共演。
 96年にはオリジナル曲を集めた初リーダーアルバム「right here !!」を発表。
 FM東京で特集番組が組まれ、世界の車窓からに楽曲が使われ注目を浴びる。
 現在は芝居や舞踏、テレビラジオ番組の作編曲および演奏、CMやスタジオ、コンサートと幅広く活動。ジャンルもロック、シャンソン、タンゴ、ジャズ、ワールドミュージック、民謡までと多岐にわたる。

2003年に来ていただいた様子はこちらから

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