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Vol.64 春の野に草木萌ゆる日のコンサート

Vol.64 春の野に草木萌ゆる日のコンサート

◆日時 2012年3月18日(日)

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◆出演  赤松二郎サクソフォーン・カルテット

ソプラノ・サクソフォーン  赤松二郎
アルト・サクソフォーン   猿渡裕介
テナー・サクソフォーン   中谷龍也
バリトン・サクソフォーン  飯守伸二

◆プログラム
 G線上のアリア(J.S.バッハ)
 四重奏曲より(A.グラズノフ)
 サクソフォーン・ガイド(小長谷 宗一)
 セビリア(J.アルベニス)
 ボギーとベス(G.ガーシュイン)
    他

プロフィール

◆赤松二郎を中心に関西で活躍するプロのサクソフォーン奏者で編成し、
各地でのコンサート活動を行い、サクソフォーン音楽の魅力や可能性
を追求した活動を積極的に行なっている。

メンバー・プロフィール
赤松二郎《ソプラノ・サクソフォーン》
大阪音楽大学卒業。1980年初リサイタルを開催し大阪文化祭賞(奨励賞)の受賞や、
大阪フィルハーモニーでコンチェルトの演奏を皮切りに、各地でソロや
アンサンブルの演奏活動を行なっている。
“Saxophone’s” HAYDN&COMPANYと、赤松二郎サクソフォーン・カルテット
の両グループを主宰。現在、大阪音楽大学教授。

◆猿渡裕介≪アルト・サクソフォーン≫
 大阪音楽大学卒業、同大学専攻科修了。大阪音楽大学教育助手を経て、
現在、大阪音楽大学付属音楽院講師、YAMAHAポピュラーミュージックスクール講師。
『なにわメジャーセブン』『神戸バリトンサックスクラブ』『飯守伸二サクソフォーンアンサンブル』
『“Saxophone’s” HAYDN&COMPANY』のメンバー。

◆中谷龍也≪テナー・サクソフォーン≫
大阪音楽大学在学中、20才のコンサートでA.グラズノフのコンチェルト
を関西室内楽協会のオーケストラと共演。
大阪音楽大学卒業。大阪音楽大学卒業演奏会、尼崎市新人コンサート、
YAMAHA管楽器新人演奏会等に出演。現在大阪音楽大学講師、
YAMAHAポピュラー・ミュージック・スクール講師、日本サクソフォーン協会大阪支部事務長。

◆飯守伸二≪バリトン・サクソフォーン≫
大阪音楽大学卒業。1984年に兵庫県立神戸高等学校吹奏楽部を指揮し、
全国大会初出場を果たす。2006年から阪急百貨店吹奏楽団の指揮者に就任し、
06、07年と連続して全国大会へ出場するなど、吹奏楽の指導者としても活動している。
現在、大阪音楽大学講師、山陽女子高等学校特別講師、飯守伸二サクソフォーンアンサンブル主宰。
神戸バリトンサックスクラブメンバー。

「四本のサクソフォーンが心をほぐすとき」 杉本尚子

ようやく春の兆しを感じる、3月18日。久しぶりに桜の庄兵衛さんを訪れた。
忙しい日々の中、ゆったりした時間を作るのは難しい。でも、忙しいからこそ 心をほぐ
しに行きたい場所がある。何のコンサートに行こうというより、まずは 桜の庄兵衛さんに行きたいと思うことのほうが多い私である。
さて、今日のコンサートはサクソフォンの四重奏だ。主人が最近趣味でサックスを始めたこともあり、Jazzのサックスを聴く機会は多い。しかし、サックスの四重奏のコンサートは 私には初めてで、どんな感じかとても楽しみに出かけてきた。
今日の題目「春の野の草木萌ゆる日のコンサート」とは、何とも心揺すられるタイトル。寒く長い冬がようやく終わりを迎え 英語でいえばSpring is just around the corner.というところ。ここのお庭には満開の桃の花が咲き、お座敷の床の間にはかわいい雛人形のお軸が掛けられていて、まさに早春。
一方、この3月11日で東北の地震からちょうど1年。まだまだ何もまともに穏やかさを取り戻せていない被災地の方々にも、きっと音楽は束の間でも心を癒すものだろう。
私たちはこの地で穏やかにコンサートを楽しめているが、きっと 私たちの心には東北の復興を願い、何かの形でサポートする気持ちが強くあることを信じたい。
さて、いよいよ4人の演奏者の登場。ソプラノSax 赤松二郎さん、アルトSax猿渡裕介さん、テナSax 中谷龍也さん、バリトンSax 飯守伸二さん、赤松さんは長く大阪音楽大学の教授としてサクソフォンを指導しながら、ソロやアンサンブルの活動も各地で行ってられる。
プログラム1番は、バッハのG線上のアリア。これは本来弦楽器での演奏される事が多いが 息の合った四本のSaxの演奏のゆったりとした、幅広い音の動きは、まるで弦楽器で演奏されているように聞こえた。次は「セビリア」、スペインのフラメンコギターの曲だが、
スペインの明るい春を予感させる とてもきれいな曲だ。又、次の「グラズノフの四重奏曲」はロシアの香りたっぷりで 民族的な美しいメロディーと重なるハーモニーの温かさのある心地よい一曲だ。お国柄によって音楽の違いを素直に感じ取れた。
途中、「SAXの演奏クイズ」を用意されていてSaxで短いフレーズを途切れず演奏され、全部で何曲が入っていたかを当てるクイズだ。クラシック、ジャズ、日本の歌謡曲まで組み込まれ、観客の皆さん ちょっと緊張を忘れ 楽しんでクイズに答えてられた。
演奏の合間には、Saxについて、いろんな種類、音の違いを紹介され、歴史についても説明された。
Saxという楽器の名前は 1840年頃、ブリュッセルでAdolphe Saxという 楽器製作者がSaxophoneを発明した事から着いた名前。クラシックの曲と共に長く愛されてきて、1920年代にはJazzの世界でも 広く使用されることとなり今に至っているとのこと。
休憩では、桜の庄兵衛さんお手作りの桜餅を美味しく頂き、2部を迎えた。「サクソフォンガイド」「グラーベとプレスト」そして、最後は「ボギーとベス」ガーシュインの曲である。 
色んな曲を楽しめて客席からは大きな拍手が鳴り響く。
アンコールをお願いしたら、私が今日気に入った ロシアの四重奏の中から “A la Chopin”が再演された。皆さん満足げに笑みを浮かべて帰られていった。
演奏後に赤松さんにお話を聞いてみた。
質問:Sax にクラシックとジャズの違いはありますか?
答え:クラシックの中でも、時代や作曲者、演奏者によって演奏法も 表現も違うわけでそういう点では、ジャズも違いがあり、その違いととらえれば クラシックとジャズの隔たりは無いと思います。
赤松さんはジャンルに拘るのではなく、Saxophoneが好きだから吹くのです。と言われた。
そして、
質問:古民家での演奏はどうでしたか?
答え:初めての体験でした。一般の演奏会場と比べると音がどれだけ建物に吸収されるか 気に成っていましたが実際演奏をしてみると その心配はなく 美しい太い梁の吹き抜けがうまく反響して、気持ちよく演奏できました。
と、確かに 50 畳余りの一空間の大きな梁の一つずつに、重厚なサックスの音色が染み込むような 温かい心落ち着くコンサートだった。
演奏者の皆さんは、昼と夜の二回公演をされ、少々お疲れの様子だったが、きっと楽しい演奏会になったようだと感じた。
帰りの道も 私の耳には まだ心地よいA la Chopinの旋律を残しながら、また次に桜の庄兵衛さんを訪れる時はどんな出会いがあるのか楽しみにしたいと思う。

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