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Vol.65「青田風古家に響くJAZZLIVE」

Vol.65「青田風古家に響くJAZZLIVE」

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☆小林陽一& Japanese Jazz Messengers

☆小林 陽一 (ドラム)
 谷殿 明良 (トランペット)
 原川 誠司 (アルトサックス)
 熊谷 泰昌 (ピアノ)
 高道 晴久 (ベース)

6月10日(日)

昼の部 1時開演
夕の部 4時半開演
参加費 2,500円

日本のジャズ界を牽引してきたベテラン・ドラマーの小林陽一が
優れた若手ミュージシャンをメンバーに加えて本格的なモダンジャズを聴かせてくれる。
36年間、トランペットとアルトサックスの2本の管楽器を加えたクインテットにこだわってきた。
もちろん、桜の庄兵衛でもこの編成でジャズを聴けるのは初めてのこと。
かってのアメリカの名ドラマー”アートブレイキーとジャズメッセンジャーズ”のスタイルを引継ぎ、
更にこのバンド独自のサウンドを追求している。
今回は22日間の西日本ツアーのゴールを桜の庄兵衛で迎えてもらうことになりました。
どうぞ、初夏の緑に包まれた庄兵衛にお出かけ下さい。

☆小林陽一(ds)
1953年秋田市生まれ。尚美音楽院卒。1976年に自己のクインテットを結成。
6年間のNY活動を経験に"日本ジャズ維新"のリーダーの一人として活躍。
2菅以上のコンボバンドの育成に貢献した。すばらしい多くのミュージシャンを
NYから呼んでツアー活動やCD制作も行った。CD「GOOD FELLAS」はSJ誌ゴールドディスクを獲得。
2004年にはロン・カーターとのCD「Monks Trio」も制作、ツアーも行った。
2000年にはアート・ブレイキー・レガシー・バンドに呼ばれコンサートのトリを務めた。
その時財団に"ジャパニーズ・ジャズ・メッセンジャーズ"と名付けられる。
クインテット結成36年と迎える(2012年)。

☆チュニジアの夜
 KIZUNA
 枯葉
 このすばらしき世界
 モーニン
  他

小林陽一HP http://www2.odn.ne.jp/cav00070

「6月10日」時の記念日 驚きと感動の響

                  いけばな作家 松井 清志

阪急岡町駅改札を出て、途中、偶然出会った友人と原田神社横の細道を「桜の庄兵衛ギャラリー」へ。いつものように今日も出迎えてくれている、曲がり角の塀に掛けられたその日のタイトル看板。
『青田風 古家に響く「JAZZ LIVE」』
いつもながら、実に其の時々の催しを予感させる遊び心あふれる筆運び、それは単にギャラリーへの道案内の看板ではなくすでにアートそのものである。
ギャラリーを訪れる時、最初に目にするこの看板も私にとっては楽しみの一つである。
今日の看板は特に、下の方に朱で書かれた“JAZZ LIVE”が少し小さくて控えめであるが、ことのほか文字の動きが弾んで、LIVEのリズム感にあふれている様な気がして 今日の催しは大いに期待出来そうだ。

 ――アジサイが咲きました。 
   ホタルブクロにムラサキツユクサ…そして萩!
   紫系ですね……

そんな季節の便りと共に、二人分のコンサートの申込受付のメールが届いた。
同世代の人は懐かしいと思い出すこともあろうか。深夜放送のラジオを(ちなみにヤンリク派でした)、音楽的な難しいことは全く分からないものの、ただただ聴くことは好きで、時代と共にその時々の流行の曲、様々な音楽を耳にしてきた。
ギャラリー開催の音楽会には、いつもは一人で、日常を離れての楽しみをと訪ねて行くのであるが、この日、「6月10日 時の記念日」は偶然にも兄の誕生日にあたる。幼い頃より陰に日向にと世話になってきた五つ違いの兄を「久しぶりに一緒に出掛けないか? JAZZ LIVEを楽しんだあと食事でも」と誘った。

梅雨入りが告げられた直後の「時の記念日」、長屋門で兄と顔を合わせ、そして主屋へ。
ここの大きな玄関先もまた、楽しみの一つ。
スタッフの心遣いが伺える「いけ花」がいつものように生けられている。大振りの甕に季節の潤いを感じさせる、「ハイドランジア=水の器」の属名を持つ紫陽花の、紫のグラデーションが実に落ち着いた『迎え花』だった。

さて、今回のLIVEは「小林陽一 & Japanese Jazz Messengers」は、六年間のNY活動を経験に“日本ジャズ維新”のリーダーとしてジャズ界を牽引してきたベテラン・ドラマーの小林氏と優れた若手ミュージシャン達による22日間に渡る西日本ツアーのゴールを古家「桜の庄兵衛」に迎えての、本格的なモダンジャズLIVEとの事だった。
 前半はメンバーのオリジナル曲を中心とした演奏。特に『KIZUNA』は、震災後、たくさんの素晴らしいミュージシャン仲間の震災に対する強い想いを感じ、その想いを伝えるため日米のアーチィスト仲間と製作したCD「絆」の中の、小林氏自らが作曲した一曲。
そのベテラン・ドラマーの空気を裂くスティックの響きが体を揺さぶるリズムとなり、踊る指先から流れあふれ出るように心を衝くピアノのメロディ。続いてトランペットとアルトサックスが心に優しく語りかけるかと思うと、時には胸に突き刺さるかの様にぐんぐん迫って来る。そして、ズン…ズン…と、心と五体を揺さぶるベースの響き。この度のライブは、特にベースの語りかけて来る様な音色がたまらなく心に響くように思った。
前半はなぜか遠く哀愁が漂う優しさを感じたのは私だけだろうか?

しばし休憩の時。
ジャズ・ライブには、蒸せるようなタバコの煙とお酒が似合うとイメージするが、しかし、微かに匂う蚊取り線香の薫りと、さわやかな紅茶に心のこもった手作りのマドレーヌは、前半の心の高まりを優しい味わいと薫りで鎮めてくれた。

後半は、バンド・リーダー小林氏のリズムセッションで心を一つに始まった。
ジャズではスタンダードな曲が主で、36年間こだわってきたトランペットとアルトサックスの管楽器2本を加えたクインテットの繰り出すサウンドが、古家の四方から、聴く者の五感を刺激し一体と為って心に伝わってくる。
古家「桜の庄兵衛」そのものが共鳴箱となりリズム体となった。100人余りを包み込んでもまだまだあまりある音の響き。 古家「桜の庄兵衛」の持つ器の大きさをまじまじと体感した思いがする。

そして拍手と共にアンコール。ここでサプライズが!
この日誕生日を迎えた兄と、もう一人山口さんの紹介があり、Happy Birthday Songの演奏に合わせて皆さんが歌ってお祝いをして下さったのだ。
申込の折に何気なくギャラリー委員会のスタッフの方に兄の誕生日であると話したことなどすっかり忘れていたが……。
この思いがけない出来事は 二人にはとっては感動と共に幸せなひと時となり忘れられない思い出となったであろう。

そして また今日この感動を一瞬のうちに演出し、皆の心を一つにしてくれ、幸せを分かち合える音楽会「桜の show bay in JAZZ LIVE」は深く心に響くフィナーレを迎える。
アンコール曲は、時の悪戯か、一瞬の出来事でありながら今も大変な状況にある東北各地でのライブでは「絆」を基に必ず演奏されたという『この素晴らしい世界』であった。今日このJAZZ LIVEを縁に「桜の庄兵衛」に集った人々が“音楽”という“囲炉裏”を囲むことで絆が出来、そして被災地への思いも新たに聴く『What a Wonderful World』。心を熱くし胸に迫るものがあり、本当に「心に響く」すばらしい出会いの音楽会であった。

私事ながら、「嵯峨御流いけ花」を基に現代いけばな、そして現代美術の創作活動に取り組んできた歳月が四十年余りとなった。昨年四月このギャラリーで還暦を過ぎたのを区切りとして、同じ様に頑張ってきた友人と二人で桜を主材にした、いけばな展「一に還り一に蘇る春」を開催させて頂いた。その時のことを振り返ると、成して尚、まだまだ次に繋がる思いを起こさせる「古家の器」の大きさが今なお鮮やかに蘇ってくる。

最後に、季節の潤い楚々として、ピアノの陰で見続けていた小さな竹籠に生けられた紫陽花に、ありがとう そして 今日のすべてに感謝。
                                     合掌

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