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Vol.86「天高く果てなき空のコンサート」パンフルート・エイケントリオ

Vol.86「天高く果てなき空のコンサート」

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★世界最古の笛、ギリシャ神話の牧神パンが吹いたといわれる笛、パンフルート。
 英憲のの奏でるその音色は、高貴で優しくどこか懐かしい風の音。
 洋太の生み出す曲は、人や自然を慈しみ、心温まる命の調べ。
 松本のシンセは、人の心の温もりで場を温めるオーケストラ。
 NHK「新日本探訪」のテーマでおなじみのパンフルート第一人者、岩田英憲率いる世界に一つの
「パンフルート・エイケントリオ」の演奏を秋色深まる桜の庄兵衛でお楽しみください。

日時 2016年10月2日(日)

  昼の部13:00開演(12:30開場)
  夕の部16:30開演(16:00開場)

出演

 岩田 英憲 パンフルート
 田中 洋太 ピアノ
 松本 真昭 シンセサイザー

プログラム

・コンドルは飛んで行く
・草原情歌
・「新日本探訪」のテーマ
・カリンカ
   ほか

参加費

 2500円

パンンフルート・エイケントリオ

パンンフルートの第一人者、岩田英憲を中心とするユニット。
岩田の哀愁と情感あるパンフルート、田中のナチュラルなオリジナル曲とピアノサウンド、
松本のシンセサイザーによる弦楽器やハープなどのオーケストラサウンド、が持ち味。
2012年 NHK-BS1 地球テレビ「エルムンド」に4夜連続生出演。

■岩田英憲(パンフルート)
国立(くにたち)音楽大学、ウィーン市立音楽院、ウィーン国立音楽大学 フルート科卒業。
NHK「音楽の広場」「人間マップ」やテレビ東京「タモリの音楽は世界だ」などに出演。
TBSテレビ「小さな旅と美術館」、NHKテレビ「新日本探訪」、映画「魚影の群」、NHK木曜時代劇「風の峠~銀漢の賦」
などの音楽に採用される。

■田中洋太(ピアノ・作曲)
国立音楽大学卒業。「銀河管弦楽団」を主宰し、CD10枚のオリジナル曲をリリース。
その楽曲はNHK・民放他、多方面のメディアで使用されている。
NHKラジオ第一「旅ラジ!」テーマ曲は自身の作曲・銀河管弦楽団の演奏による。

■松本真昭 (シンセサイザー・編曲)
桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。
「アステリズムミュージック」を主宰。埼玉県立松伏高等学校音楽科講師。

源氏物語を読む会のメンバーに誘われて・・・    藤原千恵子

 10月に入ったというのに、西日が射してまるで真夏のように暑い。庭に面した式台に腰掛けこれから始まるコンサートに思いを馳せた。何やら見たことのない楽器が台の上に並べられている。竹筒を筏状に組んだ楽器。南米の楽器かしら?
 「入り江」と題されたオリジナルの曲 が演奏されるとどこからともなく、す~っと風が吹いて来て、演奏者の奏でるパンフルートの音色がくるくると風を伴って私の頭の上を通り過ぎた。不思議な音、心の中でも風が舞った。パンフルートはルーマニアの楽器だという。
 コンサートが終わるころはアコースティックな竹製のパンフルートとピアノ、電子楽器のシンセサイザーのこれまた不思議なコラボレーションにすっかり魅了されていた。演奏者の一見ばらばらに見える個性も息ぴったり♪
 私たちも源氏物語に登場する人物に置き換えて「人ウォチング」を楽しんだ。ピアノの方は・・・「髭黒大将よ」「う~んあの方は左大臣じゃない。だって髭黒大将は宮様の想い人を横取りしたのよ」「でも幸にしたのだから善い人だと思うけどな」「いいえ、左大臣のほうが人格者よ」パンフルートの方は?・・・「柏木かな」「いえ、朱雀帝よ」「でも柏木は横笛の名手よ」「だけど女三宮への思いを遂げたばっかりに死んだじゃない」「それを言うなら、最初にパンフルートを吹いた牧神パンも悲恋に終わったんでしょう」「それでも朱雀帝よ、きよらだもの」シンセサイザーの方は?・・・「光源氏よ、きっと!」「ちがう、頭の中将って感じがする」「じゃぁ、エイケントリオさんに衣冠束帯の格好させてみて、だれが一番似合う?」「それは……、言えない」

 気取らない庄屋屋敷での演奏会、二人で存分に楽しみました。

取り合わせの妙                寺田佚子

 桜の庄兵衛はいつもと変わらず泰然として構えていた。時代の流れに媚びることもなく、時が止まったかのように何も変わらない。ただ、天井の太い梁だけは艶をましていた。
 幾多の楽器の音色にそまり、磨きがかかったのだろう。そこに新たな楽器が加わった。パンフルート。世界最古の笛だという。音色を言葉で綴ることはできないが、ピアノとシンセサイザーがコラボした。
 素朴な世界最古の笛に、時代の申し子的存在のシンセ。ミスマッチかと思いきや、意外や意外、シンセへのイメージは180度変わった。とくに曲目「入り江」は私を遠い過去へと誘った。シンセの音色に浮かび上がる情景は私の生まれ故郷。海に近い。
 ポンポンと煙をあげる焼玉船の行き交うさまが、ピアノの旋律にのってきた。パンフルートのかすれたような音色は、朝な夕なに沖を眺める老人の視線だろうか。船を漕ぎ出せないまでに老いた後姿には、悲哀と威厳が交叉していた。
 演奏が終わっても、ただただ懐かしい。目を閉じていた。これがエイケントリオの取り合わせの妙ということだろうか。みごとに三つの楽器がコラボして、人の心のなかに分け入ってくる。か、と思えば、曲目「ヒバリ」は曲調ががらりと変わった。パンフルートの高い音色がヒバリを空高く舞い上がらせた。鳥が次々に登場し、カッコウも鳴く。まるで江戸家猫八さんみたい。こちらまでもが羽ばたきたくなるぐらいに心が躍った。
 ときおり、くすっと笑わせるオヤジギャグになんともいえぬ親しみをおぼえたエイケントリオの源氏の君たち。いつか、またどこかで出会いたい。

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