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Vol.87「師走こそちょっと一服コンサート」金関環 Vi 宮川真由美Pf

Vol.87「師走こそちょっと一服コンサート」

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★金関さんから一足早いクリスマスプレゼント「素敵な音楽の詰め合わせ」
をいただきます。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲をメインにクリスマスにふさわしい
小曲もぎっしり詰まっています。
楽しくてためになるお話ももちろん!
来年も元気で幸福でありますようにと願いつつ、ゆったりした時間をお過ごしください。

日時 2016年12月11日(日)

  昼の部13:00開演(12:30開場)
  夕の部16:30開演(16:00開場)

出演

金関 環 ヴァイオリン
宮川真由美 ピアノ

プログラム

・ヴァイオリン協奏曲ホ短調
・星に願いを
・アヴェ マリア (バッハ/グノー)
・「屋根の上のヴァイオリン弾き」から サンライズ・サンセット
  ほか

参加費

 2500円
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金関環(かなせきたまき)

アメリカ・ジュリアード音楽院にてジョセフ・フックス教授の門下生となる。
後年、師フックスの助手に就任。ニューヨークを中心に室内楽の演奏活動を行う。
ニューヨーク・カーネギー・ッワイル・リサイタルホールをはじめ、東京や大阪など各地でリサイタルを開催。
信念に基づく独自の演奏や人間の情緒に深く根ざした豊かな表現力、作品のリズムを大切に様々な
演奏活動を展開し好評を博している。
http://tamakikanaseki.jimdo.com/

宮川真由美(みやかわまゆみ)

大阪音楽大学、器楽学科、ピアノ専攻を卒業。クラシック、ジャズ、ラテン、フラメンコ、
ブルース、ファンク、雅楽、ロック、ポップス、など幅広いジャンルで演奏活動。
奈良大仏フェスティバルでグランプリ受賞、大阪国際室内楽フェスタで銀賞受賞。
「踊るピアニスト」と呼ばれている
http://www1.kcn.ne.jp/~kei-u/mayumi/

抱腹絶倒!「フィドラーの伝道師!!」 鑑賞:朝日放送アナウンサー 堀江政生

 金関環さんとは、なんと「雄弁」なヴァイオリニストであろうか!金関さんのリサイタルに行かれた方は、みなさんそう思うはずです。
 もちろん、「雄弁」には二つの意味があって、一つは曲間のおしゃべり。適切な場面で必要なお話をわかりやすくされる。そこに適度に脱線が入るところがまた良いのです。とくに13時からの回はいきなりハプニング。時間きっかりに司会の方が「盛大な拍手でお迎えください」と促した割には、一向に現れる気配がない。どうやら、開演時刻を勘違されていたようなんですね。
 ??。私たちが顔を見合わせていると、いたって飄々と登場し、まず一曲「星に願いを」を演奏。そしてやおら、「いゃ~、なにごとも思い込みは恐ろしいもので…実は、開演を1時半と思っていまして、拍手がなっている時にはお弁当をいただいていて、急いで着替えたんです…」確かに若干ですが、御髪が乱れてはいらっしゃいました。しかし、ビシッと燕尾、胸のポケットには一輪の赤いバラ。内心は焦っておられたのかもしれませんが、そんなことはおクビにも出さず、優雅に振舞い、涼しい顔で楽しくお詫び!その時点で私たちの心を鷲掴みです。それ以降のお喋りも、きっとそこにアナウンサーがいたら裸足で逃げ出していたでありましょう。(実は深い嫉妬をしております…畜生、曲間が楽しみだ!)
 もう一つは、演奏の「雄弁さ」です。『サンライズ・サンセット』ではどこまで広がる大地が、『モダンタイムズ』では、チャップリンのおどけた仕草が、『ナイトクラブ1960』は、行ったこともないナイトクラブが(←原稿手抜き)。さらに、貴志康一さんの『龍』では、勇ましい形相の龍が、江戸時代から伝わるお屋敷の太い柱と梁に鱗を絡ませながら登って行く様が、まさにその情景を思い浮かべることができました。
 そして、第二部はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲全楽章。
 圧巻でした。いろいろなリサイタルがあると思いますが、大曲とオムニバスと両方一気に聴くことができるとは、なんともお得感満点。演奏者は大変だと思います。しかし、もちろんここでも金関さんのヴァイオリンは雄弁で、それと同時に宮川真由美さんのピアノがピアノの音を通り越し、オーケストラの音色を奏でているところが、演奏のスケールをさらに大きくしていました。
 ところで、金関さんのヴァイオリンはなぜ「雄弁」なのでしょうか?
 金関さんは日本の普通科高校から、いきなりジュリアードに行かれました。ユダヤ人の師匠、ジョセフ・フックス氏に師事するためでした。フックス氏は、「まず音楽的アイデンティティを持たなければならない。テクニックはそのための手段に過ぎない」と、若き金関青年に薫陶を与えました。ユダヤ人はヴァイオリニストを「フィドラー」と呼び、指導者「ラビ」と同様に尊敬される存在だそうです。それは人間の心象すべてを鏡のように映し出す『音楽』という、神聖な物を扱う職業だからなのでしょう。金関さんは、人間の根源的な哀愁、しかしその中にある喜び、弱さや脆さ、しかし不屈の精神力などをまさに「雄弁」に表現されていました。金関さんの音色には訴えたい心模様が存在しているんです。
 「フィドラー」に誇りと憧れを持ち、人生そのものを伝えていくために選ばれた「フィドラーの伝道師」。それが金関さんなんだ…
 そんなこと考えていたら、楽しい時はあっという間。「師走の一服」のはずが、16時からの公演も堪能。気が付くと太い柱と梁が作る影が庭に向かってまっすぐ伸びていました。

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